脱毛症で医療ウィッグが必要になったら
2022.06.22 : 医療ウィッグ
こんにちは
HAIR SALON SUNNY店長みなみくみ です
当サロンはNPOふくりび(NPO法人全国福祉理美容師養成協会)のパートナーサロンとなって
10年近くなってきました。
医療ウィッグを必要とする方のご相談は
抗がん剤治療による脱毛と、脱毛症による脱毛が殆どですが、
ケガや、やけどで自毛だけで過ごすには少し毛量が足りない
というお客様もご来店されます。
今日は脱毛症について
脱毛症は自己免疫疾患だと考えられています
自己免疫疾患とはウィルスや細菌など異物を攻撃するはずの免疫細胞が自分の組織や細胞攻撃してしまうことによる病気です。
しかし
明確な原因は分かりづらく、よく言われるのはストレスが影響しているのでは・・・
なんて言われますが
ストレスっていうのは、本当に、私たちの体や心、心身ともに影響してくるのですよね〜
そもそもなんで、免疫に異常が出るのか?
敵ならまだしも、味方までも攻撃してしまうことを止めたい!
そこが一番気になりますよね。その原因があったらなんとかそこを解決したら、脱毛症も完治してしまうのでは!?っと思いますが
残念ながら
理由はまだ、現時点の研究段階だっということです。
ただ、再発を繰り返す重症の人では、遺伝子が関係しているとみられているそうです。
脱毛症のストレス以外の原因は?
上記にお伝えした以外にも
○産後のホルモンバランスの変化
○思春期のホルモンバランスの変化
○インフルエンザ罹患後
○アトピー
昨今は新型コロナ感染が誘因になることも報告されています。
脱毛症だけでなく、抜毛症という自分で髪やまつげなどを抜いてしまう方も多く、
こちらもコロナの影響で増えているという報告も出てきています。
脱毛症の頭皮で起きていることは毛根の炎症で成長期の毛が抜ける。
ということです。
円形脱毛症については、決して珍しい病気ではないとおっしゃる病院の先生のお言葉。
確かに
私も今まで、お客様のカットをしていて、偶然見つけることもあります。
お客様自身が気づいている場合もそうでない場合もあります。
ちなみに
通常の抜け毛については
健康な状態でも1日に50から100本は抜けるのが自然です。
夏が終わって秋になると抜け毛が増える!っと感じることがありますが
上記の範囲内の抜け毛の本数なら心配はありません。
円形脱毛症と言っても、脱毛箇所が小さい場合から大きい場合もあります。
何箇所もできるということもあり
円形脱毛症の場合は、免疫細胞が成長期の毛包を攻撃し炎症を引き起こすと考えられています
しかし中には炎症が広がって、脱毛箇所も広くなることがあります。
また所々円形で脱毛するのではなく、
耳周りや首元の襟足部分から脱毛が始まる場合もあります。
脱毛箇所が広がってくると、心配になるのと同時に、隠す努力に迫られたりと苦労する人も多く、
風が強い日なんかは、髪がかきあげられてしまうので、見えづらい箇所が脱毛していても
見えてしまわなかい、不安で落ち着きません。
女性の場合は
ボブスタイルや、パーマ、髪を結ぶ
などしてなんとか脱毛している箇所が見えないようにカバーしている!
という方もいます。
カットするときはそれらのことをお伺いしながらヘアスタイルのカタチと、
カットしていい場所としない方が良い場所と見極めていきます。
医療ウィッグの相談&サポートする美容師
もう、自毛でスタイル作りが難しくなった場合には、
医療ウィッグでの生活ストレスを減らせるよう、私のような美容師の出番です。
見た目の変化を気にして嫌な思いをしたり、落ち着かない気分を味わったりしたかもしれない。
でも
もう大丈夫!
医療ウィッグが自毛が生えるまで守ってくれる。
もちろん、私もそのサポートを全力でします!!
っという気持ちです。
もしかしたら
脱毛している部分だけのウィッグなら、フルウィッグでなくでも良いのでは・・・?
など
親身になってお客様のニーズに耳を傾け、提案しております。
1度炎症が起こると脱毛後に成長サイクルをやり直すことになるので
自毛が生えてくるまでに半年から1年はかかったり
脱毛が広範囲に及ぶと治るまでに2 〜3年かかることも珍しくありません。
医療ウィッグとのお付き合いが長くなることもあります。
がん患者さん以上に長期に亘ってウィッグを使用されるため、何個も買い換えてウィッグを探している場合も珍しくありません。
当サロンにも、8年ほど前から通っていただいていて、ウィッグは2〜3個目っというお客様もいます。
車で30分以上かけて、ご来店いただいている、お客様もいます。
少しご無沙汰でもブログを読んでいただいてたりすると繋がってくれてると嬉しくなります。
どんな場合でも美容師として、脱毛した時には
お客様が少しでも安心していただけるよう
情報の発信も続けています。
医療ウィッグについてのご相談は、お電話、メール、ご来店、LINE,オンライン等に対応いたします。
https://sunny-sunny.info/contact/
SUNNY公式LINE
アピアランスサポートSUNNY (医療ウィッグ専用公式LINE)