医療ウィッグ卒業のリアル
2022.09.11 : 医療ウィッグ
先日、医療ウィッグ卒業に向かってご来店のお客様は
昨年8月に抗がん剤治療が終わって自毛が生えてきて
そろそろ1年経過っというタイミング
さて、どこでウィッグを卒業するか?
こんにちは
HAIR SALON SUNNYの南くみです。
医療ウィッグを使っていて、自毛がある程度生えてくると、
どれくらいでウィッグを卒業できるか・・・?
この悩みは、自毛が生え始めて一番の悩みどころで、自分だけでは中々決めきれないし踏ん切りが付きづらい、デリケートな悩みでもあります。
医療ウィッグ卒業のタイミングをはかる
1番のポイントは短めのヘアスタイルのどれくらい抵抗があるか?
例えば
- 過去にどれくらいまで髪を短くいたことがあるか?
もしくは
- 耳にかけたヘアスタイルをしていたか?
- 髪を束ねている頻度があったか?
上記の経験があると
短いヘアスタイルに抵抗もなく、短めの自分のヘアスタイルに目が慣れていたりして
ショートヘアーで、あっさりウィッグ卒業したりします。
極端な例でお伝えすると
ロングヘアーしか経験してない人にとって肩はより短いヘアスタイルにするにもかなりの勇気が必要だと思います。
逆に、ずっとショートヘアーだった人は1年もしないうちに卒業する人もいます。
ウィッグ卒業に向けての新たな悩み
自毛が生えてくる、髪質、毛量、生えるスピードには
個人差があります。
前髪と分け目、トップの渦の部分
この辺りの髪がコシがなく、細かったり、
耳周りや首元は、しっかり生えてきているのに、肝心な部分が生え揃わずウィッグが卒業できない
下記の表をご覧ください
この表を見て、美容室の現場で、医療ウィッグと10年近く携わってきた美容師としては
なるほど〜。。。っと納得です。
確かに、【化学療法終了後1年後】については、まだ卒業しようか迷うタイミングの場合が多いです。
これも
髪の生えてくる力には、ホルモンの影響もあって
抗がん剤治療終了後も、ホルモン療法を続ける場合は、前髪とトップの髪がどれくらいまで元気に生えてくれるかが鍵を握ります。
特に40代以降の場合は
「脱毛する前から前髪と分け目が薄くなり始めていた」
っと言う場合や
「元々、やわらかいネコ毛の髪質だった」
さらに
閉経後に抗がん剤治療をした場合では
髪の生える力が弱くなっているので、
ちょっと髪に元気がなかったり、前髪とトップの部分の生え方が緩やかな場合もあります。
医療ウィッグを完全に卒業する前の提案
医療用のフルウィッグを使用して1年近く経過すると
定期的なメンテナンスをしながらも、ウィッグも少しずつ傷んで
自毛も生えてくるとそろそろ卒業に向けての準備です。
先にお伝えした
前髪とトップの生え揃いが周りの髪に比べて遅い場合は
フルウィッグから部分ウィッグに移行することも提案しています。
もちろん人毛100%です
↑このように、本当に前髪から分け目だけをカバーする部分のウィッグです
↓裏側には5つのピンがついていて、自毛をしっかり止めることができるので、ウィッグがズレる事もありません。
正しい付け方のポイントをお伝えして、購入の際には、実際付け方の練習もしてもらってます。
↓後ろ姿はこのように、後頭部を覆うような長さにカットすると
伸びてきた自分の髪と馴染んで
ショートボブから肩につくくらいのボブスタイルまでカバーできます。
頭頂部は人工皮膚がついているので、上から見られても自然です。
フルウィッグに比べると本当に軽くて、圧迫感がなくスッキリ!!
っと、喜んでくださるお客様が多くいます。
人毛なので髪がしなやかで耳にかけることもできます
税込価格44,000円
自治体の助成金あって、まだ使ってない場合は半額戻ってきます。
愛知県はこの助成金制度が、この4月から夏にかけて実施が始まる自治体が増えました。
住んでいる町のホームページで検索すると案内が出ていきます。
「愛知県 〇〇市 医療ウイッグ 助成金」
こんな感じで検索してみてください
当サロンは、領主書をお渡しします。必要書類を保健所に持っていくので、そちらのご案内もお伝えしています。
助成金もうまく活用して
医療ウィッグで快適に毎日を過ごしてほしいな〜っと思っています。
本日もブログを最後まで読んでいただきありがとうございます。
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改めまして
HAIR SALON SUNNYオーナースタイリスト南玖美です。
愛知県一宮市にて母が43年前に開業した美容室の2代目として継承して13年目になります。
頭皮ケア、自宅ケアに特化した40代からの安心サロン☆
として、
ヘッドスパ・オーガニックカラー・ヘナメニュー展開しています。
併せて医療用ウィッグ販売、サポートにも注力して地元の市民病院と提携していっております。
年齢を重ねても、病気になっても女性の髪の美しさを守る美容師として活動しています。
闘病で脱毛する女性にも安心して相談できる美容室として
尾張地方で唯一の美容室
です。
NPO法人全国福祉理美容師養成協会(通称ふくりび)のパートナーサロン。
アピアランスサポーターとして活動。
医療ウィッグについてのご相談は、お電話、メール、ご来店、LINE,オンライン等に対応いたします。
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店長が代表を務めております
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